日本文化に興味をお持ちの大学生の方々ががんこ一徹長屋の工房にお越しいただきました。
漆塗り体験をしてもらう事と漆の素晴らしさを実体験。
本来の漆塗りは難しいので今回は漆の素晴らしさを見てもらうため茶釜に塗りその後釜を焼く体験。
おそらく誰もが塗って焼く???
何???と思います。
焼いてしまうとなくなるのでは?
そう思うのが普通!
ですが漆には素晴らしい力があり鉄に塗り焼くことで漆が鉄をコーティングする力があります。
茶釜や南部鉄器にはそれが昔から使われています。
誰が始めたのか? 見つけた人すご~
始めは黒光している釜も炭の火にかけお湯を沸かすことで表面の漆がどうしても剥離します。
そうなると鉄は錆びてきます。
それを今回再生しました。
学生さんが茶釜に漆塗ってます。
決してCOVID-19の検査、してるのではありません。
漆かぶれ予防のための防具です。
漆にはウルシオールという成分がありそれと体の相性が合わないとアレルギー反応が出て
かぶれることがあります。(痒くなります)
塗ったあと焼いてます。
水分の漆は火にかけることで蒸発します。
なくなるように思いますが鉄に浸透。
もちろん焼くにはやられたらやりかえす^^
茶釜を傷めた菊炭です。
茶道の先生ユウコさんからいただきました。
傷めた炭で元に戻す!
左が焼く前の錆びた状態。
右が漆を塗って焼いた釜。
錆びていると水も鉄に浸透してます。
焼終わった釜は漆で表面がコーティングされ水をはじきます。
学生の皆さんも実体験し漆の素晴らしさを少し理解いただきました。
漆かぶれが心配でしたが学生の皆さんかぶれなく良かったです。
ユウコさんがかぶれたようで心配…
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